■カンタベリー・パズルの木工製作(その12)

 中川宏さんの六角柱パズルは,ひとつの連結を五角形などいろいろな図形に組み換えることができるというものである.中川さんが広島の盲学校の生徒さんたちのために製作された数学玩具(mathemagic)であるが,学校で大人気になっているそうで,連結を2個使って星形が作れること発見してくれたり,熱中している様子が伝わってくる.

 中川さんは産総研の手嶋吉法先生のプロジェクトで視覚障害者用教材を製作することにも協力された.木工多面体は「触れることのできる教材」として最適ということで,今後ますます木工多面体の重要性が高まるものと期待される.

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