(その1)で行ったデルタ12面体の設計では,合同な4面体6個の組み合わせでデルタ12面体ができあがるように設計したつもりであった.いざ作ってみると,予想外のことが起こった.6個の表面は繋がるのだが,あいだに空洞ができてしまうのである.写真中央が第7の四面体である(6+1).
第7の四面体で空洞を埋めると,デルタ12面体ができあがる.
今回のコラムでは第7番目の四面体の計量を行ってみたい.短い辺(s)の長さを1とすると,長い辺(l)の長さは1.289179になる.また,6個の四面体は5s1lで構成されるが,第7の四面体は4s2lである.
6個の四面体は長い辺に短い辺が,第7の四面体は長い辺に長い辺が対向して直交する四面体であるが,それぞれの二面角は,
6個の四面体 第7の四面体
長い辺周りの二面角 81.6869 114.939
対向する辺周りの二面角 96.1984 114.939
その他の二面角 60.8716 44.6975
となる.
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