■連続数のヘロン三角形(その9)

 (その2)では

  4h^2=3(b^2−4)

ここで,b=2mとおくと,

  h^2=3(m^2−1)

であるから,ペル方程式h^2−3m^2=−3というペル方程式に帰着される.

 これを解くと

  (a,b,c)=(3,4,5),(13,14,15),(51,52,53),(193,194,195),(723,724,725),(2701,2702,2703),・・・が得られる.

 また,bについては漸化式

  bn=4bn-1−bn-2

が得られる.

 一方,(その3)では

  bn+1=(bn)^2−2,b0=4

から,ヘロン三角形(3,4,5)→(13,14,15)→(193,194,195)→(37633,37634,37635)を求めた.

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 両者は

  α=2+√3,β=2−√3

が共通であるが,後者は第n項ではなく第2^n項を求めるようになっている.すなわち,前者の一部しか求められないのである.

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