■フィボナッチ数列の分布法則(その4)
フィボナッチ数列のどの4数をとっても等差数列にはならない.
しかしながら,素数列では
[1]3−5−7は等差数列をなす3つの素数列の最初のものである.
[2]5−11−17−23は等差数列をなす4つの素数列の最初のものである.
[3]5−11−17−23−29は等差数列をなす5つの素数列の最初のものである.
[4]7−37−37−97−127−157は等差数列をなす6つの素数列の最初のものである.
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【1】エルデシュ予想
「自然数列{ai}がΣ1/ai=∞を満たすならば,自然数列{ai}は任意の長さの等差数列を含む.」
Σ{1/p)→∞なので,エルデシュ予想を証明すれば各項が素数である任意の長さの等差数列が存在することがわかる.この事実は2004年にグリーンとタオによって証明された.
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【2】グリーン・タオの定理
ここで,素数のみからなる等差数列,
a,a+d,・・・,a+(n−1)d
において,「任意に長いn個の素数の等差数列が存在する.」(グリーン・タオの定理:2004年)
つまり,3個組,4個組,5個組,・・・,n個組.nは100個でも100万個でも好きな数だけ等差数列を作れるのである.ただし,公差dを指定することはできない.
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