■641(その12)

 1742年,オイラーはフェルマー数2^32+1の約数641を見つけた.

 一般に2^(2^n)+1が合成数であれば,約数はk・2^n+1の形であるという定理があり,この場合,

  k・2^5+1,k=20

  20・2^5+1=641

として発見に繋がった.

 実際は,k・2^n+2+1型因数,たとえば,

  641=5・2^7+1(2^(2^5)+1の約数のひとつ)

  5・2^1947+1(2^(2^1945)+1の約数のひとつ)

  5・2^23473+1(2^(2^23471)+1の約数のひとつ)

であるようだ.

 調べてみたところ,フェルマー数Fnの約数は

  k・2^n+1+1の形

  n≧2ならば,k・2^n+2+1の形

をしているとのことであった.

===================================