■立方数について(その8)
命題「1以外の3角数は立方数ではない」すなわち
1/2y(y+1)=x^3
は,
(2y+1)^2=(2x)^3+1
と書き換えられるから,楕円曲線y^2=x^3+1の整数解に関する主張だと解釈できる.これには整数点は(2,±3),(0,±1),(−1,0)の5つしかありません.また,この楕円曲線には有理点もやはりこの5つしかないのです.
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等差数列をなす4つの整数の積が平方数となるのは−3,−1,1,3のときだけである.
(n−2d)(n−d)(n+d)(n+2d)=m^2
とおくと,答えはn=1,d=2,m=3である.
(n^2−4d^2)(n^2−d^2)=m^2
n^4−5d^2n^2+4d^4=m^2
(n/d)^4−5(n/d)^2+4=(m/d)^2
z=(n/d)^2,w=(m/d)とおくと
(z−4)(z−1)=w^2,0<z<1
を探索することになるが,・・・
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