■完全無欠の擬似素数(その4)
【1】コーセルトの定理
奇数n=p・q・r・・・がカーマイケル数であるのは,素因数pに対して
[1]p^2はnを割り切らない
[2]p−1はn−1を割り切る
が成り立つとき,かつ,そのときに限る.
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1から10^9までの間には,5000万個以上の素数があるが,カーマイケル数は646個しかない.
(その1)で,最小のカーマイケル数は561.1105,1729,2465,2821,・・・もカーマイケル数であるが,これが無限にあるかどうかはわかっていない・・・と書いたが,1994年,カーマイケル数が無限にあることがアルフォード,グランヴィル,ポメランスにより示された.
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