■641(その5)

 一般に2^(2^n)+1が合成数であれば,約数はk・2^n+1の形であるという定理があり,この場合,

  k・2^5+1,k=20

  20・2^5+1=641

として発見に繋がった.

 このようにして,1742年,オイラーはフェルマー数2^32+1の約数641を見つけた.

 n=1945の場合,2^(2^1945)+1の約数のひとつも

  k・2^1945+1,k=20

となる.

 n=23471の場合,2^(2^23471)+1の約数のひとつも

  k・2^23471+1,k=20

となる.

 この桁数は10^7063より多く,除算を実行して因数である頃を示すことはできない.mod演算を使うのである.

===================================