■パスカルの定理の仲間達(その2)
アステロイドの場合,
(x^2+y^2−1)^3+27x^2y^2=0
バラ曲線についても代数曲線表示は可能で,
3つ葉のバラ:(x^2+y^2)^2+3xー2y−y^3=0
4つ葉のバラ:(x^2+y^2)^3−4x^2y^2=0
一般に,グランディのバラ曲線:r=acosnθはn=1のとき円,n=2のとき(x^2+y^2)^1/2=2a^2(x^2−y^2)で4葉形,一般に花びらの数mはnが奇数のときm=n,nが偶数のときm=2nとなる.
また,レムニスケートの代数曲線表示は
(x^2+y^2)^2=α(x^2−y2)
x^2(1−x^2)−y2=0
などとなる.
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【2】特異点
代数曲線表示は特異点と関係している.次数dの既約曲線は高々(d−1,2)個の特異点をもつ.たとえば,既約な3次曲線は重複度2の特異点を高々ひとつもつ.その特異点において,3次曲線は2つの異なる接線をもつか
例:デカルトの葉線:x^3+x^2−y^2=0
または二重の接線をひとつもつことができる.
例:ニールの放物線:x^3−y^2=0
既約な4次曲線は重複度2の特異点を3個まで,または重複度3の特異点をひとつもつことができる.
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