■面積7倍の三角形と縮小三角形(その2)
一般に与えられた三角形の各辺を同じ倍率kで伸縮した位置に点をとって作った三角形の面積は,もとの三角形の面積の
M=3k^2−3k+1=3(k−1/2)^2+1/4
倍になる.
0<k<1のときはもとの三角形より小さくなり,k=1/2のとき最小値1/4をとる.k>1のときはもとの三角形より大きくなり,k=2のときには7倍になる.
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K>1のときは縮小三角形と一致するが,0<k<1のときは,別の問題にになるるようだ.
すなわち,与えられた三角形の各辺をλ:1,μ:1,ν:1に分ける位置に点をとって点同士を結んで作った三角形の面積は,もとの三角形の面積の
M=(λμν+1)/(λ+1)(μ+1)(ν+1)
倍に等しくなる.
この場合はλ=μ=νであるから,
M=(λ^3+1)/(λ+1)^3
=(λ^2−λ+1)/(λ+1)^2
ここでは各辺をλ:1に内分する位置にとったが,パラメータを変えて,各辺をδ:1−δ (0<δ<1/2)に内分する位置にとると,
λ=δ/(1−δ)
M=1−3δ+3δ^2
となる.
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