■スターリングの不等式(その3)
【1】n次元切頂八面体の外接球と内接球?
正軸体の切頂では,S=n(n−1)/2として
→ x=(n−1)/S,y=(n−2)/S,z=(n−3)/s,・・・,w=0
となる.したがって,外接球の半径Rは
R^2=x^2+・・・+w^2=(n−1)n(2n−1)/6S^2
=2(2n−1)/3n(n−1)
一方,内接球というわけではないが,
x=(n−1)/S=2/n
として,(x,0,・・・,0)で接する球の半径rはr=2/nで与えられる.
それぞれの体積は
π^(n/2)/Γ(n/2+1)・R^n,π^(n/2)/Γ(n/2+1)・r^n
であるから,n=2kのとき,
π^k/k!・{(4k−1)/3k(2k−1)}^k
π^k/k!・{1/k}^2k
これとn次元切頂八面体の体積
1/2・(2/n)^n・2^n=1/2・{1/k}^2k・2^2k
を比較すると,kが大きくなるにつれて
n次元切頂八面体の体積>内接球?の体積
となることは明らかである.
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