■ウィア・フェラン泡(その77)
シュタイナーは角柱,角錐,重角錐を考察して,最良の多面体が球に外接し,各面の重心で球と接することを見いだした.
[Q]任意の凸多面体もこの性質を持つだろうか?
[Q]正多面体は最良多面体であろうか?
(その74)における,リンデレーフ・ミンコフスキーの定理の歴史について補足しておきたい.
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リンデレーフは与えられた面数fをもつ多面体のなかで,最良多面体は球に外接し,各面の重心で球と接すること示した.その結果,頂点次数3の多面体は最良多面体であることが導かれた.
リンデレーフは解の存在については一切考慮していなかったが,ミンコフスキーはそれを解決したのである.
n個の面をもつ多面体では,
S^3/V^2≧54(n−2)tanωn{4sin^2ωn−1}
等号は3稜頂点正多面体に対してのみ成り立つ.
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