■ニュートン数とハドヴィガー数(その4)

【1】ハドヴィガー数(平行移動の接吻数)

 ハドヴィガー数は,平行移動で一般の図形Sに接することができるSと合同な図形の最大数と定義されます.ハドヴィガー数については

  d(d+1)≦H(S)≦3^d−1

が成り立ちます.

   立体図形      ハドヴィゲール数

  正四面体         18

  立方体          26

 d立方体ではH(S)=3^d−1ですが,

{3,3}(101)

{3,3,3}(1001)

{3,3,3,3}(10001)

{3,3,3,3,3}(100001)

の双対ではd(d+1)が示されます.

===================================

  (3,4}(111)

  (3,3,4}(1111)

  (3,3,3,4}(11111)

  (3,3,3,3,4}(111111)

のファセット数は(3^n−1)であるが,非結晶である.この多面体のハドヴィガー数は(3^n−1)には達しないと思われる.

===================================