■高次元結晶と通信理論(その46)

[1]空間充填2(2^n-1)胞体の面数は「第2種スターリング数*k!」と等しい.

[2](3^n-1)胞体の面数と等しい整数列が存在する.

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[1]空間充填2(2^n-1)胞体の面数は「第2種スターリング数*k!」と等しい.

その整数列はオンライン整数列大辞典の次の頁で確認できます。

http://oeis.org/A019538

 空間充填2(2^n-1)胞体の面数は

5次元:(f0,f1,f2,f3,f4)=(720,1800,1560,540,62)

であるが,Triangle of numbers T(n,k)

T(5,k)={1, 62, 540, 1560, 1800, 720}ではなく,{1, 20,150, 240,120}

http://oeis.org/A019538

T(n,k) = k! * S(n,k), S(n,k): 第2種スターリング数

では順序が逆になっている.すなわち,

  fk=T(n+1,n+1-k)

[2](3^n-1)胞体の面数と等しい整数列が存在する.

その整数列はオンライン整数列大辞典の次の頁で確認できます。

http://oeis.org/A145901

 ただし,(3^n-1)胞体の面数は

5次元:(f0,f1,f2,f3,f4)=(384,9600,8160,2640,242)

であるが,Triangle of f-vectors of the simplicial complexes

Tfv(5,k) = {1, 242, 2640, 8160, 9600, 3840}ではなく{1, 80, 464, 768, 384}

http://oeis.org/A145901

では順序が逆になっている.すなわち,

  fk=Tfv(n+1,n+1-k)

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