■ウィア・フェラン泡(その32)

 いま考えている三角12面体はすべて二等辺三角形面(底辺1,高さb)なので,Sは一定(S=b/2)である.したがって,

  S=ΔH/2=b/2

 この条件の下

  ΣS^3/ΣΔ^2=3b^3/2ΣΔ^2の極小問題になった.

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 その際の制約条件は

 16sin^6θ−24sin^4θ+(9−4b^2)sin^2θ+1=0

 双子の12面体の頂点座標は

  (−acosθ−δ,1/2,0)

  (−acosθ−δ,−1/2,0)

  (cos3θ−δ,asin3θ,0)

  (cos3θ−δ,−asin3θ,0)

  (−δ,0,d/2)

ここで,

  δ=1/2・acos3θ

である.

 これを数値計算でなく,解析的に極小問題を解くためには,Δをsinθの関数として書き表せればよいのであるが,数式処置ソフトでなしには,計算する気になれない.しかしながら,sinθに関する代数方程式になることはわかるだろう.

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