■基本単体の二面角(その66)
高次元空間でいくつかの超平面による鏡像で生ずる有限群(超球面上の単体)あるいは無限離散群(ユークリッド空間内の単体)はすべて決定されています.
無限離散群は1次元あげた有限群を考え,それが超平面上に退化した場合に相当します.
===================================
有限群
(p,q)=(3,3),(3,4),(3,5),(4,3),(5,3)に対応する無限離散群は
[1]立方体による空間充填{4.3,4}
基本単体はC(tetradron)である.
[2]正四面体と正八面体による空間充填
基本単体はT+Oである.C×2=T+Oと分解することができる.
[3]立方八面体と正八面体による空間充填(→菱形12面体による空間充填)
基本単体は2C(c-squadron)である.これは2つの立方八面体と2つの正八面体の中心を結んでできる形である.2C=C×2と分解することができる.
===================================