■わが闘争・2015(その7)

[1]大域ワイソフ幾何学は,漸化式を用いて準正多胞体の0〜n−1次元面数や体積を計算するものであった.それに対して,局所ワイソフ幾何学は,準正多胞体のひとつの頂点に集まる1〜n−1次元面数を計算するものである.

[2]高次元結晶を構成し,その力学的な安定性を調べるのに必要とされるのが,頂点周りに集まるk次元面数の情報である.この局所情報は大域ワイソフ幾何学の結果から計算できるものではないが,方法論としては同じ方法を使うことができた.

[3]さらに「正方形が何枚,6角形が何枚」といったように形状を区別して数える幾何学も確立させることができた.

 以下[2]についての補足.

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 ワイソフコードは3部構成になっている.

[1]最初の1から最後の1までの間

[2]最初の1まで

[3]最後の1以降

[1]の置換則

  (11)→(11)

  (101)→(121)

  (1001)→(1331)

  (10001)→(14641)

  (100001)→(1,5,10,10,5,1)

すなわち,0を(m+1,k+1)に置換する.

[2]の置換則

  (1)→(1)

  (01)→(21)

  (001)→(331)

  (0001)→(4641)

  (00001)→(5,10,10,5,1)

すなわち,0を(m+1,k+1)に置換する.

[3]の置換則

[a]正単体の場合

  (11)→(11)

  (10)→(12)

  (100)→(133)

  (1000)→(1464)

  (10000)→(1,5,10,10,5)

すなわち,0を(m+1,k+1)に置換する.

[b]正軸体の場合

  (11)→(11)

  (10)→(12)

  (100)→(144)

  (1000)→(1,6,12,8)

  (10000)→(1,8,24,32,16)

すなわち,0を(m,k)2^m-kに置換する.

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