■角柱と反角柱(その17)
アリシア胞は120個の正四面体と24個の正20面体を連結したものである.「高次元図形サイエンス」のなかでは「ゴセットのねじれ24胞体」と別称で呼ばれている.
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正八面体の各辺を黄金分割した12点を取ると,それらは正20面体の頂点になる.この操作を4次元正24胞体の各胞をなす正八面体に施すと,24個の正20面体と120個(24+96)の正四面体に囲まれた「準正多胞体」ができる.この図形を「ねじれ正24胞体」と呼ぶことにする.
v=96
e=432
f=480(正三角形480)
c=144(正20面体24,四面体120)
v−e+f−c=0
正三角形480枚のうち,96枚ずつが正20面体同士,正四面体同士の境,288枚が正20面体と正四面体の境.
辺432本のうち,288本は2つの正20面体とひとつの正四面体で囲まれ,144本がひとつの正20面体と3の正四面体で囲まれている.
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「高次元図形サイエンス」では各頂点のまわりに10本の稜,20枚の正三角形,10個の正四面体,2個の正20面体が集まるとある.
f3=96(10/4+2/12)=240+16=256 (NG)
f2=96(20/3)=640 (NG)
f1=96(10/2)=480 (NG)
この本はあまり数学的に書かれていないのでどうも読みづらい.
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