■デューラーの八面体の設計(その14)

 故・乙部融朗翁は

  正四面体→(ねじれ三角錐台)→正5胞体,正16胞体,正600胞体

  立方体→(ねじれ四角錐台)→正8胞体

  正12面体→(ねじれ五角錐台)→正120胞体

を介して

  C=av+be+cf+2

のような正多胞体の面数公式を得ている.

 ねじれ三角錐台=デューラーの八面体=「デューラーのメランコリア八面体」

 ねじれ五角錐台=正12面体

というわけである.

 それに対して,私が作った面数公式は,

[1]準正多胞体の(V,E,F,C)が原正多胞体の(v,e,f,c)を用いて

  C=av+be+cf+dc

のように表されること,

[2]係数(a,b,c,d,・・・)の決定の仕方を定めたこと

である.

 この方法は

[3]次元nに関わらず,面の次元kに関わらず,計算することができる.

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