■基本単体の二面角(その29)

 D4のディンキン図形には独特の「三対性」があり,その自己同型変換は,正24胞体に含まれ3個の正16胞体を互いに変換する操作になるためである.

 三対性は双対性(duality)に対するもので,(triality)の訳であろう.包含関係でいうと

 F4[3β4]2F4

に相当する.

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 4次元正多胞体の包含関係は

 {5,3,3}>{3,3,5}>F4>γ4>β4

 {5,3,3}>α4

の2系列にまとめられる.

 より正確には

 γ4[2β4]

 {5,3,3}[120α4]{3,3,5}

 {3,3,5}[5F4]{6,3,3}

 F4[3β4]2F4

 {3,3,5}[15β4]2{5,3,3}

 {5,3,3}[15β4]2{3,3,5}

 {5,3,3}[25F4]5{5,3,3}

 {5,3,3}[2{p,q,r}]{3,3,5}

 γ4[2β4]

 また,高次元では

 γ7[16α7]β7

 γ8[16β8]

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