■正四面体の環(その20)

 (その19)の計算は正しいことが確認されたが,傾斜角があるため,隙間の大きさを

  Δθ=(45°−44.3832°)・8

とするわけにはいかない.平面の投影した湾曲度がほしいところであるが,・・・

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【1】回転行列

 単位ベクトル

  n↑=(α,β,γ)   α,β,γは方向余弦で,α^2+β^2+γ^2=1を満たすものとする.

 それを回転軸とし,その周りに正の回転方向にθだけ回転する回転行列

  R(1,1)=α^2(1-cosθ)+cosθ

  R(2,2)=β^2(1-cosθ)+cosθ

  R(3,3)=γ^2(1-cosθ)+cosθ

  R(1,2)=αβ(1-cosθ)+γsinθ

  R(2,1)=αβ(1-cosθ)-γsinθ

  R(1,3)=αγ(1-cosθ)-βsinθ

  R(3,1)=αγ(1-cosθ)+βsinθ

  R(2,3)=βγ(1-cosθ)+αsinθ

  R(3,2)=βγ(1-cosθ)-αsinθ

で与えられる.

 n↑=(−1,0,0)とすると

  R(1,1)=(1-cosθ)+cosθ=1

  R(2,2)=cosθ

  R(3,3)=cosθ

  R(2,3)=-sinθ

  R(3,2)=sinθ

=[1,0,0]

 [0,c,−s]

 [0,s,c]

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