■n次元平行多面体数(その168)
pαn±qβn=±rπ
n=8のとき(p,q,r)=(2,1,2)
xD(αn)+yD(βn)=0 (modπ)
n=8のとき(x,y)=(1920,135)
(その152)の補足.コクセターは,8次元空間において2個の正軸体と1個の正単体を組み合わせると空間充填形ができ,ケイリー整数の作る格子がその具体形であることを証明した.
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【1】E8格子
原点と単位点,実数成分が1/2で他の3個がすべて+1/2である原点の隣点7点,
(0,0,0,0,0,0,0,0)
(1,0,0,0,0,0,0,0)
(1/2,1/2,1/2,1/2,0,0,0,0)
(1/2,1/2,0,0,1/2,1/2,0,0)
(1/2,1/2,0,0,0,0,1/2,1/2)
(1/2,0,1/2,0,1/2,0,1/2,0)
(1/2,0,1/2,0,0,1/2,0,1/2)
(1/2,0,0,1/2,1/2,0,0,1/2)
(1/2,0,0,1/2,0,1/2,1/2,0)
合計9点は辺長が1の正単体をなす.
(1,0,0,0,0,0,0,0)の回りに(7,3)=35通り,
x1軸回りには35・8=280通り
全部の象限で280・2^8=71680
しかし,これらがすべて条件を満たすわけではない.どのように考えればよいのだろうか?、次回の宿題としたい.
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