■n次元平行多面体数(その157)
平行多面体とは平行移動で空間充填できる凸多面体である.
[1]n次元平行多面体の最大面数は2(2^n−1)である.
[2]n次元原始的平行多面体の頂点回りには,n+1個の平行多面体が会する.
[3]n次元原始的平行多面体のk面回りは,n−k+1個の平行多面体が会する.k=0の場合が[2]である.
[4]ゾーン多面体は平行な1次元面の組,ベルトは平行なn−2次元面の組で,3次元では両者は一致する.
[5]各ベルトには,4または6個のn−2次元面は含まれる.
[6]平行多面体の最大ベルト数Nは,
n:2,3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
N:1,6,25,90,301,966,,3025,9330
である.(n+1,2)ではない!
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[7]ミンコフスキーの不等式
λnc11c22・・・cnn≦|det(C)|
λ1=3/4,λ2=1/2,λ3=1/4,・・・
λn=(π/2)^n(1/Γ(2+n/2))^2・・・n≦4
λn=(π/2)^n(1/Γ(2+n/2))^2(4/5)^(n-3)(n-4)/2・・・n>4
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