■ある無限級数(その67)
 ガウス・ルジャンドルの定理(3平方和定理)
  「8n+7の形の数は3個の平方数の和では表されない.」
より,
  x^2+y^2+z^2+mw^2   (m=1,2,3,4,5,6,7)
はすべての正の整数を表現することができます.
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 (その59)の続き.
 x^2は4kまたは4k+1であるから,2個の平方数の和x^2+y^2で,4k+3の形の数は表せません.
 ここでは
  x^2+y^2+nz^2+mw^2   (m=1,2,3,4,5,6,7)
    n≦m
について考えてみますが,4k+3の形の数から,
  mw^2  (w=1,1,2,1,1,1,2)
       (mw^2=1,2,12,4,5,6,28)
を引くと,それぞれ4k+2,4k+1,4k+3,4k+3,4k+2,4k+1,4k+3の形の数となります.
 z=wとしてn≦mとしてみましょう.
[1]n=m,z=w
  nz^2  (z=1,1,2,1,1,1,2)
       (nz^2=1,2,12,4,5,6,28)
を引くと,それぞれ4k+1,4k+3,4k+3,4k+3,4k+1,4k+3,4k+3の形の数となります.
 これで(1,1,1,1),(1,1,5,5)はOKと思われたのですが,後者はリストに載っていません.
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