■n次元平行多面体数(その121)

 n次元置換多面体は

[1]平行な辺を(n+1,2)組もっている.

[2]平行なファセットを2^n−1組もっている.

[3]頂点数は(n+1)!個である.

[4]単純多面体であるから辺数は(n+1)!・n/2個である.

[5]ファセット数は2(2^n−1)個である.

[6]k次元面数は,第2種スターリング数で表される.

[7]2次元への射影は平行四辺形か平行六辺形となる.

[8]n−2次元面に沿った射影である.

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 幾何学的には

  (2^n−1−n(n+1)/2)!

は意味をなさない.2^n−1組ある平行なファセットがn(n+1)/2組に減少するという意味合いだからである.

 その点,

  (n(n+1)/2−n)!

であれば,n(n+1)/2ある平行な辺がn組に減少するという意味だからである.

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