■非周期模様(その7)

 正八角形:2種類の菱形(正方形)

 正十角形:2種類の菱形

 正十二角形:2種類の菱形(正方形)

 正十四角形:3種類の菱形

すなわち,7次元以下では投影法が,7次元以上ではグリッド法が速く処理できるのですが,その後,次元が上がるにつれて投影法では3次関数的O(nC3)に処理時間を要するのに対し,グリッド法では1次関数的O(n)にしか,処理時間がかからず,両者の差は開いていきます.

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[1]2次元非周期模様における回転行列

 上2行をq,下n−2行をpとすると,一般に立体Vはゾーン多面体で,n=4のとき正八角形,n=5のとき,黄金菱形12面体となる.

[2]3次元非周期模様における回転行列

 上3行をq,下n−3行をpとすると,一般に立体Vはゾーン多面体で,n=6のとき,黄金菱形30面体となる.

[3]4次元非周期模様における回転行列

 上4行をq,下n−4行をpとすると,一般に立体Vはゾーン多面体で,正120胞体と同じ対称性を示す4次元非周期模様を作ることができる.

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 なお,自己相似性や対称性に関する細かい部分は代数的整数論,たとえば,n=23では46回回転対称性を有し,複素平面上では格子点は円分整数体とみなせる.その類数は3であり,3通りの異なる素因数分解ができるため,これまで見てきた図とは趣の異なる性質をもつ.などに関係している部分である.

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