■n次元平行多面体数(その32)
[1]置換多面体は単純多面体かつゾーン多面体(立方体の射影)である.また,ファイバー多面体(立方体の単調パス多面体)でもある.
頂点数(n+1)!,ファセット数2(2^n−1)
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[2]巡回多面体は単体的多面体である.
n次元コンパクト凸多面体(頂点数f0)のfjに関するモツキンの上限予想とは,多くとも頂点数f0のn次元巡回多面体cyclic polytopeのそれであるというものである.=f0頂点のn多面体の中で,もっとも多い面をもつのは巡回多面体である.
fj≦(頂点数f0のn次元巡回多面体cyclic polytopeのfj)
この上限予想はマクマレンによって1970年に証明され(マクマレンの上限定理),その後,スタンレーによって可換環論的再証明が与えられている.そこでは,fベクトルとhベクトルの関係が母関数を使って大変見通しよく説明することができている.
ファセット数は
n=2kのとき,fn-1=f0/(f0−k)・(f0−k,k)
n=2k+1のとき,fn-1=2(f0−k−1,k)
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