■黄金比と白銀比(その6)
先日,千葉工大で開催された「形の科学会」に参加.そこで,東京電機大学の松浦先生が3Dプリンタで作ったブロックについて発表していた.
そのブロックは同一径の2円を中心角90°の円弧でつないだ瓢箪継ぎ型であった.その瓢箪継ぎの横方向の総長と円の直径の比は1+√2で,白銀数と呼ばれている.
また,同一径の3円を中心角120°の円弧でつないだブロック,2円の直径の比が1:√2(白銀比)で,連結部の円弧が小円というブロックもあったが,さすがに,3Dプリンタでは金型のような精度は出ないということである.
私の発表は「高次元離散幾何学」に関するもので,難しすぎるせいか相変わらず受け入れられなかったが,松浦先生の発表後,途中で退席し,論文のリバイスのため東京へ.一刻も早くリバイスを済ませて,再投稿する予定である.
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