■切頂・切稜型多面体の計量(その4)
【1】計量
正12面体を元に作る場合は,切稜率をs,切頂率をtとおくと
[1]大菱形12・20面体になりますが
s=1/5,t=3s
[2]小菱形12・20面体
s=1/3,t=2s
1辺の長さ2の立方体から作る場合,正12面体:
d=(3−√5)/2,D=(√5−1)/2
面間距離は1.7013
大菱形12・20面体 小菱形12・20面体
切頂面間距離 1.81383 1.77748
切稜面間距離 1.84721 1.74536
これにより,中川宏さんの木工多面体は僅かづつであるが精度が上がっているという.
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【2】p=3の場合
[1]切頂優位型
s=1/6,t=3s
正四面体→切頂八面体
正八面体→大菱形立方八面体
正二十面体→大菱形12・20面体
[2]切稜優位型
s=1/4,t=2s
正四面体→立方八面体
正八面体→小菱形立方八面体
正二十面体→小菱形12・20面体
[3]切頂型
t=1/3
正四面体→切頂四面体
正八面体→切頂八面体
正二十面体→切頂二十面体
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