■素数定理とエラトステネスのふるい(その4)

 メルセンヌ素数もレプユニット型素数もいくつあるのか,有限個か無限個さえも知られていません.

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 nが2の倍数のとき,Rnは11で割り切れます.

  R6=111111=11・10101

 これは明らかですが,一般に素数11による整除性については,奇数番目の桁の数の和と偶数番目の桁の数の和との差が11の倍数のとき,そのときに限り11の倍数である.

 たとえば,1529の場合,

  1−5+2−9=−11

となり,元の数が11で割り切れることを示しています.実際,

  1529=11・139

 187の場合,

  1−8+7=0

となりますが,0も11で割り切れますので,元の数が11で割り切れることを示しています.実際,

  187=11・17

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