■n=△+△+△(その10)
「任意の自然数は4つの平方数の和の形に表せる.」
すなわち「n=□+□+□+□」,その完全平方数は必ずしも異なっているとは限らない.
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[1]異なった平方数の和として書けない数が31個ある.
2,3,6,7,8,11,12,15,18,19
22,23,24,27,28,31,32,33
43,44,47,48,60,67,72,76
92,96,108,112,128
その最大数は128である.いいかえれば,
128≠Σeknk^2,ek=0または1
129は
129=4^2+7^2+8^2
3乗数以上についても同じことが考えられるが,その結果を私は知らない.
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[2]n=ax^2+by^2+cz^2+dz^2
という形をしていて,すべての整数を表すことができる(a,b,c,d)は54通りある.たとえば(1,1,1,1),(1,2,3,8),(1,2,5,10)など.
15は唯一x^2+2y^2+5z^2+5z^2の形に書けない数である.
15≠x^2+2y^2+5z^2+5z^2
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[3]△=□,すなわち,三角数かつ平方数である数は
1,36,1225,41616,14137321,・・・
自明である1を除けば,36は最初の平方三角数である.次は1225.
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