■乙部融朗遺稿集(その32)

 直積は平行移動の組み合わせであるが,反角柱は回転も加わる分,ややこしい.反角柱の高次元化も考えてみたいのであるが,記憶が定かではないのであるが,SPLAGに載っていたような気がする.・・・調べてみたところ,SPLAGではなく,コクセター選集であった.

 コクセター選集:Kaleidoscopes, Jphn Wiley & Sons, 1995

  Regular and semiregular polytopes II, Math. Zeitschrift 188(1985), 559-591

に収録されている.Iは3次元,IIIは高次元で,IIが4次元の場合である.

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 それによると,コンウェイは4次元の(ワイソフ構成によらない)一様多面体を発見.それが大反角柱(grand antiprism)で,100頂点,50辺,720面(五角形20,三角形700),320胞(5角反柱20,300四面体)であるという.

 大反角柱は{335}

  f=(120,720,1200,600)

上に適当な点を選ぶことによって構成されるとのことであるが,私には説明できそうにないので,参考文献を参照してほしい.

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