■置換多面体の空間充填性(その482)

 もし,辺周りの一様性が成り立ち,大域幾何的にk次元面数が

  fk=fk1+fk2+・・・+fkm

と形状を区別して数えられるならば,

  fk=(gk1/ek1+gk2/ek2+・・・+gkm/ekm)・f1

  fki=gki/eki・f1

と表されるので,局所的なk次元面数(辺周り)は

  gk=gk1+gk2+・・・+gkm

となるはずである.

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 その逆も同様.すなわち,局所幾何的にk次元面数が

  gk=gk1+gk2+・・・+gkm

と形状を区別して数えられるならば,

  gki=eki・fki/f1

  gk=(ek1・fki+ek2・fk2+・・・+ekm・fkm)/f1

と表されるので,局所的なk次元面数は

  fk=fk1+fk2+・・・+fkm

となるはずである.

 立方八面体f=(12,24,14)では三角形面8,正方形面6

したがって,三角形面に関して

  g2=3・f2/f1=3・8/24=1  (OK)

正方形面に関して

  g2=4・f2/f1=4・6/24=1  (OK)

===================================

[1]{333}(1001)の上三角部について調べてみたい.

  f=(20,60,70,30)

  正三角形面40,正方形面30

  正四面体10,三角柱20

 したがって,辺上の三角形面に関しては

  g2=3・f2/f1=3・40/60=2  (OK)

辺上の正方形面に関しては

  g2=4・f2/f1=4・30/60=2  (OK)

 辺上の正四面体に関しては

  g3=6・f3/f1=6・10/60=1  (OK)

辺上の三角柱に関しては

  g3=9・f3/f1=9・20/60=3  (OK)

[2]{333}(0110)の上三角部について調べてみたい.

  f=(30,60,40,10)

  正三角形面20,正六角形面20

  {33}(110)10

 したがって,辺上の三角形面に関しては

  g2=3・f2/f1=3・40/60=2  (OK)

辺上の正六角形面に関しては

  g2=6・f2/f1=6・20/60=2  (OK)

 辺上の{33}(110)に関しては

  g3=6・f3/f1=6・18/60=3  (OK)

===================================