■基本単体の直角三角錐分割(その12)

【1】正八面体

 正八面体の1/48の直角四面体で,

  P0(0,0,0)

  P1(1,0,0)

  P2(1,√(1/3),0)

  P3(1,√(1/3),√(2/3))

にとることができる.底面は(30°,60°,90°)の直角三角形である.高さは正四面体の基本単体の2倍である.

 1辺の長さ2の正八面体を考える.

  P0(0,0,0)=A

  P1(1,0,0)=B

  P2(1,1,0)=C

  P3(1,1,√2)=D

は3等分することができたが,それぞれの底面の形は異なっていることに注意されたい.

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【2】正四面体

 正四面体の1/24の直角四面体で,

  P0(0,0,0)

  P1(1,0,0)

  P2(1,√(1/3),0)

  P3(1,√(1/3),√(1/6))=O

にとることができる.底面は(30°,60°,90°)の直角三角形である.

 辺の長さは{1,√(4/3),√(2/3),√(1/3),√(1/2),√(1/6)}

  P0(0,0,0)=A

  P1(1,0,0)=B

  P2(1,√(1/3),0)=C

  P3(1,√(1/3),√(8/3))=D

は正四面体の1/6である.これは4等分できるはずである.

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 (0,0,0),(2,0,0),(1,√(1/3),√(8/3))

の重心を

  E(1,√(1/27),√(8/27))

 (0,0,0),(1,√(1/3),√(8/3))

の中点を

  F(1/2,√(1/12),√(2/3))

  P3(1,√(1/3),√(1/6))=O

  OE=√(1/6),OF=√(1/2),EF=√(1/3)

  AE=√(4/3),AF=1→OK

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