■和算にまなぶ(その19)
三角形(高さh,内接円の半径r)を,頂点と底辺を結ぶ線分でn個の小三角形(高さh)に分割し,それぞれの内接円の半径を(r1,r2,・・・,rn)とする.
このとき,
(1−2r/h)=(1−2r1/h)・・・(1−2rn/h)
が成り立つ.
とくに,n=2のとき,
(1−2r/h)=(1−2r1/h)(1−2r2/h)
h(r1+r2)=2r1r2+rh
となるが,逆に,n=2のときの公式を繰り返し適用すれば,自然に
(1−2r/h)=(1−2r1/h)・・・(1−2rn/h)
に至る.
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