■正軸体の中心断面(その10)
n≧mとして,
[1]Hk^(n+1)=Σ(0,k)Fj^(m)Gk-j^(n)
[2]Hk^(m+1)=Σ(0,k)Fj^(n)Gk-j^(m)
[1][2]において,FとGを交換する.
[3]Hk^(n+1)=Σ(0,k)Gj^(m)Fk-j^(n)
[4]Hk^(m+1)=Σ(0,k)Gj^(n)Fk-j^(m)
これらは[1][2]と等しいだろうか?
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[3]において,j→k−jとおく.(順序を逆にする)
[3]Hk-j^(n+1)=Σ(0,k)Gk-j^(m)Fj^(n)
これは[2]とHの上付き添字が異なるので,同じものではない.
[4]において,j→k−jとおく.(順序を逆にする)
[3]Hk-j^(m+1)=Σ(0,k)Gk-j^(n)Fj^(m)
これは[1]とHの上付き添字が異なるので,同じものではない.
したがって,(その8)(その9)で示したことは自明なことではなく,証明の体をなしていると考えられる.
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