■n次元角錐の高さ(その5)
念のため,3次元では存在しうることを示しておきたい.
正12面体のひとつの頂点を原点に移すと,1辺の長さ2の正12面体の基本単体の座標は,
a1=1,a2=√τ(t^2+1)/5
と表すことができる.
あとはわかればよいのは,正12面体の高さではなく,角錐の高さHである.
座標(a1,a2,H)
と
(0,0,0)との距離が2であるから,
a1^2+a2^2+H^2=4
H^2=3−τ(τ^2+1)/5>0
座標(a1,a2,H−2)と(0,0,−2)との距離は
a1^2+a2^2+H^2=4
より,2となる.
したがって,3次元では正五角柱の上に同じ長さの辺からなる角錐を載せた立体の頂点は同じ球面上に存在する.
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