■乙部融朗遺稿集(その9)
4次元準正多胞体の頂点図形について見逃していた.
4次元端欠(1000)−ST(1100)−MT(0100)−DT(0110)−(0010)−(0011)−(0001)
BS(1001)
ST+WS(1101・1011)
MT+WS(1010)
DT+WS(1110)
DT+RS(1111)
DT+WS(0111)
MT+WS(0101)
ST+WS(1011・1101)
BS(1001)
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[1]{3,3,3}(1000)
頂点に集まるファセットは{3,3}(100)4個
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個
頂点に集まる1次元面は{}(1)y個
頂点次数は4あるからy=4.頂点数4,面数4の3次元図形を考えると四面体であるから,辺数は6.→x=6
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[2]{3,3,3}(0100)=MT
{3,3}(100)2個
{3,3}(010)3個
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個
頂点に集まる1次元面は{}(1)y個
頂点次数は6であるから頂点数は6.→y=6.かつ面数5の図形を考える.これは三角柱と思われ,その辺数は9である.→x=9
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[3]{3,3,3}(1100)=ST
{3,3}(100)1個は(3,3,3)
{3,3}(110)3個は(3,6,6)
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個,{3}(11)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)z個
頂点次数は4であるから頂点数は4→z=4.面数は4である.これは三角錐と思われ,その辺数は6である.
x+y=6
x/3+y/6=3/2→2x+y=9→x=3,y=3
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[4]{3,3,3}(0110)=DT
{3,3}(110)2個は(3,6,6)
{3,3}(011)2個は(3,6,6)
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個,{3}(11)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)z個
4面からなる図形で,頂点次数は4であるからその頂点数は4である.これは三角錐と思われ,その辺数は6である.
x+y=6
x/3+y/6=4/3→2x+y=8→x=2,y=4
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[5]{3,3,3}(1001)=BS
{3,3}(001)1個は(3,3,3)
{3}(01)×{}(1)3個は(3,4,4)
{}(1)×{3}(10)3個
{3,3}(100)1個
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個,{}(1)×{}(1)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)z個
8面からなる図形で,頂点次数は6であるからその頂点数は6である.これは正八面体と思われ,その辺数は12である.
x+y=12
x/3+y/4=7/2→4x+3y=42→x=6,y=6
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[6]{3,3,3}(1010)=MT+WS
{3,3}(010)1個は(3,3,3,3)
{3}(10)×{}(1)2補は(3,4,4)
{}(0)×{3}(10)0個
{3,3}(101)2個は(3,4,3,4)
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個,{}(1)×{}(1)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)z個
5面からなる図形で,頂点次数は6であるからその頂点数は6である.これは三角柱と思われ,その辺数は9である.
x+y=9
x/3+y/4=8/3→4x+3y=32→x=5,y=4
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[7]{3,3,3}(1101)=ST+WS
{3,3}(101)1個は(3,4,3,4)
{3}(01)×{}(1)1個は(3,4,4)
{}(1)×{3}(11)2個は(6,4,4,)
{3,3}(110)1個は(3,6,6)
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個,{3}(11)z個,{}(1)×{}(1)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)w個
5面からなる図形で,頂点次数は5であるからその頂点数は5である.これは四角錐と思われ,その辺数は8である.
x+y+z=8
x/3+y/4+z/6=2→4x+3y+2z=24→x=3,y=2,z=3
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[8]{3,3,3}(1110)=DT+WS
{3,3}(110)1個は(3,6,6)
{3}(10)×{}(1)1個は(3,4,4)
{}(0)×{3}(11)0個
{3,3}(111)2個は(4,6,6)
頂点に集まる2次元面は{3}(10)x個,{3}(11)z個,{}(1)×{}(1)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)w個
4面からなる図形で,頂点次数は4であるからその頂点数は4,辺数は6である.
x+y+z=6
x/3+y/4+z/6=4/3→4x+3y+2z=16
x=1,y=2,z=3
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[9]{3,3,3}(1111)=DT+RS
{3,3}(111)1個は(4,6,6)
{3}(11)×{}(1)1個は(6,4,4)
{}(1)×{3}(11)1個
{3,3}(111)1個
頂点に集まる2次元面は{3}(11)z個,{}(1)×{}(1)y個
頂点に集まる1次元面は{}(1)w個
4面からなる図形で,頂点次数は4であるからその辺数は6である.
y+z=6
y/4+z/6=5/4→3y+2z=15
y=3,z=3
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[まとめ]DT+BSが正体不明である.
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