■マトリョウシカ素数(その17)

【1】ヴィーフェリッヒ素数

  2^p-1−1がp^2で割り切れるpは2つしか知られていない.

  p=1093,3511

すなわち,

  2^1092−1は1093^2で割り切れる.

  2^3510−1は3511^2で割り切れる.

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【2】フェルマーの小定理

 pが素数であって,(a,p)=1のとき,a^p-1−1はpで割り切れる.

 なお,どの素数に対してもa^p-1−1がp^2で割り切れるaが存在する.たとえば,p=3に対してはa=8,p=5に対してはa=7で,

  8^2−1は3^2で割り切れる.

  7^4−1は5^2で割り切れる.

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【3】おまけ

 55より大きい数は,4n+3型素数の和で表される.121より大きい数は,4n+1型の異なる素数の和で表される.161より大きい数は,6n−1型の異なる素数の和で表される.205より大きい数は,6n+1型の異なる素数の和で表される.それに対して,4以上のどんな偶数も必ず2個の素数の和として表される(ゴールドバッハ予想)

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