■マトリョウシカ素数(その16)
【1】ヴィーフェリッヒ素数
2^p-1はp^2で割り切れるpは2つしか知られていない.
p=1093,3511
すなわち,
2^1092−1は1093^2で割り切れる.
2^3510−1は3511^2で割り切れる.
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【2】ウィルソンの定理
(p−1)!+1
はpが素数のときに限り,pで割り切れる.しかし,この素数判定法は実用的ではない.23が素数であるか否かを判定するために,22!+1を23で割ってみなければならないからである.
極めて稀にp^2で割り切れることがある(p=5,13,563).
すなわち,
4!+1は5^2で割り切れる.
12!+1は13^2で割り切れる.
562!+1は563^2で割り切れる.
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