■マトリョウシカ素数(その12)
【1】6n−1型数
5=1・5 (素数)
11=1・11 (素数)
17=1・17 (素数)
23=1・23 (素数)
29=1・29 (素数)
35=5・7 (非素数)
41=1・41 (素数)
47=1・47 (素数)
53=1・53 (素数)
59=1・59 (素数)
65=5・13 (非素数)
71=1・71 (素数)
77=7・11 (非素数)
83=1・83 (素数)
89=1・89 (素数)
95=5・19 (非素数)
素数である確率が非常に高いことに気づくだろう.もう一つの特徴は6n−1型数を2つの数の積で表すと,その数の和は常に6の倍数となることである.
5:1+5=6
11:1+11=12
17:1+17=18
23:1+23=24
29:1+29=30
35:5+7=12
41:1+41=42
47:1+47=48
53:1+53=54
59:1+59=60
65:5+13=18
71:1+71=72
77:7+11=18
83:1+83=84
89:1+89=90
95:5+19=24
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【2】証明
6n−1=ab
a,bとも2の倍数でない,3の倍数でもないので,6k±1型数である.
(6i+1)・(6j+1)=6(6ij+i+j)+1
(6i−1)・(6j−1)=6(6ij−i−j)+1
(6i+1)・(6j−1)=6(6ij−i+j)−1
(6i−1)・(6j+1)=6(6ij+i−j)−1
したがって,6n−1型となるのは最後の2者で
(6i+1)+(6j−1)=6(i+j)
(6i−1)+(6j+1)=6(i+j)
で約数の和は6の倍数になる.
6n+1型では約数の和は
(6i+1)+(6j+1)=6(i+j)+2
(6i−1)+(6j−1)=6(i+j)−2
で2の倍数になる.
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