■線分と点の17点定理
0<a1<a2<・・・<an<1
が任意のi≦k≦nに対して,a1,・・・,anが区間[(i−1)/k,i/k]にあるような性質を満たすn個の数がとれる最大の整数nは17である.
何のことかわかりにくいと思うが,
[1]線分上のどこかに点をうつ
[2]線分を1/2ずつ分けたそれぞれの区間に別々の2つの点が属するように第2の点を打つ
[3]線分を1/3ずつ分けた別々のそれぞれの区間に別々の3つの点が属するように第3の点を打つ
同じことを続けていく.
[4]線分を1/nずつ分けた別々のそれぞれの区間に別々のn個の点が属するようにn番目の点を打つ
これが可能なのはn=17までで,18個以上の点をこのように配置することは不可能である(バーレカンプとグラハム,1970年).
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[おまけ]
エルデシュはどの合成数nに対してもr(≦6)個の整数
a1<a2<a3<a4<a5<ar=n
を選んで
Πak!
が平方数になるようにできることを証明した.
実際,n=c・dなら
(c−1)!c!(d−1)!d!(n−1)!n!
={(c−1)!(d−1)!(n−1)!n}^2
は平方数である.これは3つ必要になる場合であるが,6つ必要になる最小の数は527=17・31である.
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