■テトラドロンのもうひとつの2等分(その14)
菱形12面体のfベクトルは(14,24,12)である.菱形台形12面体のfベクトルも(14,24,12)である.長菱形12面体のfベクトルは(18,28,12)で,これらとは異なる.
また,菱形12面体の双対は立方八面体である.それに対して菱形台形12面体の双対は立方八面体を赤道面でひねったものであるという違いがある.
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[1]FCC(Cn)の双対
f0=2n(n−1)
f1=2(n−2)f0
fn-1=2^n+2n
k=2〜n−2に対して
fk=2^k+1(n,k+1)+2^k+2(n−k−1)(n,k+1)
[2]HCP(An)の双対
f0=n(n+1)
f1=(n−1)f0
fn-1=2(2^n−1)
fk=2(2^k+1−1)(n+1,k+2),k=0〜n−1
両者のfベクトルは,n=3のとき完全に一致するが,同じものを見ているわけではないのである.すべての次元を通じて,このようなことが起こるのはn=3のときだけで,3次元の特殊性といってもよいだろう.
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