■(素数)^2−1(その9)

  p^2=24s^2−23

 s≦100の範囲で計算すると,

  (p,s)=(19,4)sは素数でない,pは素数である

  (p,s)=(29,6)sは素数でない,pは素数である

  (p,s)=(191,39)sは素数でない,pは素数である

  (p,s)=(289,59)sは素数であるが,pは素数でない

 うまくいかないものであるが,もう一つ考えられるケースとして

[1]  p^2−1=(q^2−1)^2(r^2−1)

[2]  p^2−1=(q^2−1)(r^2−1)^2

[3]  p^2−1=(q^2−1)^2(r^2−1)^2

[4]  p^2−1=(q^2−1)^3(r^2−1)

[5]  p^2−1=(q^2−1)(r^2−1)^3

一般に

[6]  p^2−1=(q^2−1)^m(r^2−1)^n

のようなケースであれば,q=2,r=3とおいて,簡単に確かめられそうだ.

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[1]m=2,n=1

  p^2=9・8+1=73  (NG)

[2]m=1,n=2

  p^2=3・64+1=193  (NG)

[3]m=2,n=2

  p^2=9・64+1=577  (NG)

[4]m=3,n=1

  p^2=27・8+1=217  (NG)

[5]m=1,n=3

  p^2=3・512+1=1537  (NG)

 m≦10,n≦10に範囲で,pが素数になったのは,(m,n)=(1,1)だけであった.

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