■フィボナッチ数のトリック(その4)
フィボナッチ数の連続する3項には奇妙な関係があります.
Fn・Fn+2=Fn+1^2−(−1)^n
連続する4項にもピタゴラス三角形と関係する奇妙な関係があります.
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一般化されたフィボナッチ数列において,任意の連続する4項を
a,b,c,d
とすると,
(a・d)^2+(2b・c)^2=(b^2+c^2)^2
が成り立つ.
[証]
(a・d)^2=(b^2−c^2)^2 → a・d=c^2−b^2
が成り立つことが証明されればよい.
c=a+b,d=b+cより,
a・d=a(b+c)=a(a+2b)
c^2−b^2=(a+b)^2−b^2=a^2+2ab=a(a+2b)
この関係式はすべてのピタゴラスの三つ組みを生み出すわけではないが,無限個のピタゴラスの三つ組みを生み出してくれる.たとえば,
a=1,b=1,c=2,d=3→3^2+4^2=5^2
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