■変形するデルタ20面体(その4)
コラム「デルタ多面体の木工製作」では,デルタ12面体の設計をした.デルタ12面体は双子の正十二面体とも呼ばれる多面体であるが,凸なので変形しない.実際,
w=f(h)=(4−h^2)^1/2sin(3arctan(3−h^2)^-1/2)
とおいて,y=x,y=g(f(x))の交点を求めてみると,交点はひとつだけであった(x=1.28917).

それに対して,コラム「変形するデルタ20面体に対する疑義」に掲げた2個の重五角錐が直角に交わったような双子の正二十面体では,
w=f(h)=(4−h^2)^1/2sin(5arctan(3−h^2)^-1/2)
とおいて,y=x,y=g(f(x))のグラフを描いてみると,交点が3箇所あることがわかった(x=0.1424,x=0.6545,x=0.9847).すなわち,双子の正二十面体は3つの安定した形状をとるのである.

それでは,2つのクロス重角錐の中間に位置する「双子の正十六面体」の場合,交点はふたつあるのだろうか? ふたつあれば変形するということになるのだが,本当だろうか?

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