■整数の積(その46)

 (その44)の続きである.

 2184から2200という17個の整数列を考えると,そのどれもがどれか少なくともひとつと共通因子をもつ.

  2184=2^3・3・7・13

  2185=5・19・23

  2186=2・1093

  2187=3^7

  2188=2^2・547

  2189=11・199

  2190=2・3・5・73

  2191=7・313

  2192=2^4・137

  2193=3・17・43

  2194=2・1097

  2195=5・439

  2196=2^2・3^2・61

  2197=13^3

  2198=2・7・157

  2199=3・733

  2200=2^3・5^2・11

 n≧17となるnを決めると,n個の連続した整数列の数のどれもが少なくともひとつと共通因子をもつような数列を常に定めることができることが知られている.2184から始まる数列はその種の数列のうち最小のものである.

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