■反角錐台の体積(その2)

 1辺の長さが1の正n角形と正方形の側面からなるアルキメデス角柱の底面に対して上面をひねることによって,1辺の長さが1の正三角形の側面をもつアルキメデス反角柱に変換する.その際,断面積は増加するが,高さは減少する.それでは,体積はどうなるのであろうか?

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【1】反角柱の体積

 1辺の長さ1の正n角形の外接円の半径をrとすると

  rsin(π/n)=1/2 → r=1/2sin(π/n)

また,反角柱の高さは

  H^2=1^2−(2rsin(π/2n))^2

 反角柱の高さHt(0≦t≦1)での断面積を計算する.切り口は2n角形になるが,その辺の長さはc=t,d=1−tで周長は常に一定=nであることがわかる.

 それぞれの辺と中心軸との距離は

  c’=(r−rcos(π/n))(1−t)+rcos(π/n),

  d’=(r−rcos(π/n))t+rcos(π/n)

であるから,断面積は

  s=n/2(cc’+dd’)

   =n((r−rcos(π/n))t(1−t)+1/2・rcos(π/n}

 体積は

  v=H∫(0,1)sdt

   =nH{(r−rcos(π/n))/6+1/2・rcos(π/n)}

   =nH/6(r+2rcos(π/n))

ただし,

  r=1/2sin(π/n)

  H=(1−(2rsin(π/2n))^2)^1/2

   =(1−(1/2cos(π/2n))^2)^1/2

で与えられる.

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