■整数の積(その45)
フェルマーは2^2^n+1の形の数は素数であると考えたが,n=5の場合,
2^32+1=641・600417
と因数分解されることを,オイラーが見つけた(1742年).フェルマーの誤りだったわけである.ところで,・・・
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641=20・2^5+1
一般に,2^2^n+1が合成数なら,その約数は
k・2^n+1
の形になるという定理がある.そのため,k・2^n+1の形の素数は研究されてきたのであるが,
78557・2^n+1
はnにどんな数をいれても合成数となることがわかっている.どの数も3,5,7,13,19,37,73のどれかで割り切れてしまうのである.
なお,
n・2^n+1
の形の数をカレン数という.n=141は最小のカレン素数である.カレン素数が無限にあるかどうかはわかっていないが,2より大きいすべての素数に対してn・2^n+1がpで割り切れるようなnは無限にあることはわかっている.
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