■365.2422(その4)
ユリウス暦の1年は
365+1/4
日と定められたが,実際は365.2422日であって,128年につき1日遅れることになる.したがって,1600年間では12.5日遅れた計算になる.
一方,グレゴリオ暦の1年は4で割れる年を閏年,ただし,100で割れる年は平年,400で割れる年は閏年と定めた.これがグレゴリオ暦である.
365+1/4−3/400=365+97/400=365.2425
日と定められた.
400年に97回の閏年があり,したがって,1年のズレは
60×24×0.0003=0.432分
であって,
60×24÷0.432=3333年
3333年につき1日遅れることになる.この補正により暦は極めて正確となったことがわかるだろう.
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いまの使われていると思うが,1923年にソビエトでとりいれられた暦は,100で割り切れる年は原則平年とし,900でわって200あるいは600余る年を閏年にするというものである.
365+1/4−7/900=365+218/900=365.2422222
日と定められた.
900年に218回の閏年があり,したがって,1年のズレは
60×24×0.0000222=0.0319分
であって,
60×24÷0.0319=45045年
45045年につき1日遅れるだけである.
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